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  • 第三回「上手な医療のかかり方アワード」ダイジェスト(3分間)

    第三回「上手な医療のかかり方アワード」ダイジェスト(3分間)

  • 第三回「上手な医療のかかり方アワード 」表彰式

    第三回「上手な医療のかかり方アワード 」表彰式

厚生労働省は、医療機関へのかかり方の改善につながる
優れた取り組みを奨励し広く普及することを目的に開催する、
第三回『上手な医療のかかり方アワード』で、
このたび11団体の受賞を決定いたしました。

三回目となる今回は、全国62団体からの応募があり、
有識者などによる審査委員会における審査を経て、
「最優秀賞」(厚生労働大臣賞)に1団体、
「優秀賞」(医政局長賞:6部門)に10団体をそれぞれ選定しました。

令和3年3月15日(火)、第三回「上手な医療のかかり方アワード」表彰式を
オンラインで開催しました。
受賞団体への表彰状授与、審査総評をデーモン閣下、
秋山審査委員長、伊原医政局長を交え、実施しました。
※「上手な医療のかかり方アワード」とは
厚生労働省が、上手な医療のかかり方への貢献につながる優れた啓発活動・取り組みを表彰するアワードです。
保険者部門、医療関係者部門、企業部門、民間団体部門、自治体部門、コンテンツ部門の6部門に渡り、
広く取り組みを募集し、好事例として表彰しています。

厚生労働大臣賞 最優秀賞

事業者・団体名:
一般社団法人 保健医療リテラシー推進社中
取組:
こびナビ 新型コロナウイルスとワクチンに関する正確な情報をお届けするプロジェクト
取組概要:
「こびナビ」は感染症学、小児科学、ウイルス学、公衆衛生、薬事など多様な専門家たちが主体となり、新型コロナウイルス感染症及び新型コロナワクチンに関する科学的根拠に基づく情報を市民にわかりやすく届ける取組みである。ウェブサイト、総フォロワー数52万人超の各種SNS、テレビ等からの情報発信に加え、ガイドブック4.5万部超の自治体への配布、マンガ制作、交通広告などあらゆる媒体による啓発活動を行っている。

厚生労働省医政局長賞 保険者部門 優秀賞

事業者・団体名:
全国土木建築国民健康保険組合
取組:
ナッジ・メッセージで適切な医療受診を促す
~慢性腎臓病(CKD)重症化予防プロジェクト~
取組概要:
慢性腎臓病が疑われる人 のうち、13%しか医療機関に受診していないという事実。この課題を解決するため腎疾患への関心を高めるポスターの作成に加え、ナッジを活用した受診勧奨通知を送付し、通知の二次元バーコードから動画サイトに誘導しています。
「どこに受診したらよいか分からない」という受診の障壁には、医療機関検索サイトの提供を行い、症状のない初期の段階から「かかりつけ医」を持つ取組みを行っています。
事業者・団体名:
四国銀行健康保険組合
取組:
加入者の健康を守る取り組みを事業主とのコラボヘルスで推進
取組概要:
医療・健康にかかる情報誤認に対応するため、コラボヘルスにより正確な情報を社内イントラを利用して積極的に発信することで、加入者の医療に関する不安や悩みを軽減し、安心して適切な医療を受けてもらう取組。また事業所の健康経営に合わせた保健事業の実施による、加入者の健康意識の向上にも寄与する取組である。

厚生労働省医政局長賞 医療関係者部門 優秀賞

事業者・団体名:
一般社団法人品川区医師会
取組:
品川モデル~オンライン診療を活用した地域一丸でのコロナ陽性自宅療養者への医療~
取組概要:
コロナ流行期には、多くの患者がつらい症状と不安を抱え自宅療養を余儀なくされました。保健所は増加した感染者に対応しきれず、医療機関と薬局も孤軍奮闘する日々が続きました。品川モデルは、複数の医療機関と薬局の協力により、ビデオ通話による診療と当日中の処方配達を実現しました。保健所と医療機関、薬局それぞれが役割分担し、地域一丸となって患者の安全・安心を守る仕組みです。
事業者・団体名:
社会医療法人ペガサス 馬場記念病院
取組:
地域医療を強くするペガサス地域医療支援室の取り組み
取組概要:
ペガサスグループでは、かかりつけ医と基幹病院との役割分担を進めてきた。それと同時に起点となる患者さまの情報を共有すること、また救急隊との連携、コメディカルや感染症認定看護師の無料派遣などを通して、かかりつけ医の先に基幹病院があるという一体感、安心と実績を積み重ねる取組を推進。その結果、スムーズな診察や、ゆったりとした診察時間、余裕のある現場が地域に生まれつつある。

厚生労働省医政局長賞 企業部門 優秀賞

該当団体なし

厚生労働省医政局長賞 民間団体部門 優秀賞

事業者・団体名:
一般社団法人 Sapporo Medical Academy
取組:
-風邪はセルフケア!薬局・ドラッグストアで相談しよう!-
取組概要:
上手に医療にかかるためには①セルフケア可能な疾患のエビデンスに基づいた対処法を知る、②受診のタイミングを逃さない、この2点が重要である。安全・安心の為にもそれをサポートする身近な医療従事者が必要であり、その良き相談相手になる為には、症状を聞き取り病態を判断し傾聴する「臨床推論」のスキルが必要不可欠だ。上手に医療にかかるサポートするスキルを持ち、人としてより添える医療従事者を育成する取り組みである。
事業者・団体名:
筑波大学 行動神経内分泌学研究室/富山大学 医学部
取組:
発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド
取組概要:
「発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド」は、発達障害と診断を受けて、これから医療と付き合っていく中学生~大人のための、服薬や通院のコツをまとめたパンフレットである。制作チームの代表は、発達障害の当事者でもある。専門医とタッグを組んで、当事者が抱きがちな疑問や不安に答え、通院や服薬に関する主体的な意思決定をサポートする取組である。

厚生労働省医政局長賞 自治体部門 優秀賞

事業者・団体名:
練馬区地域医療課
取組:
区内小児科医による「練馬区小児救急ミニ講座」の開催
取組概要:
練馬区小児救急ミニ講座は、0~1歳のはじめての子どもをもつ保護者を主な対象として、区内の小児科医が子どもの急な発熱・けがへの対処方法や、適切な医療機関の受診について講義をする取組である。平成17年度の事業開始からこれまで延べ6千人以上が参加している。保護者は地域の医師から情報を得ることや、日頃からの疑問について質問することができるため、保護者の不安解消や医療機関の適正利用につながっている。
事業者・団体名:
沖縄県 うるま市役所・沖縄市役所
取組:
うるま市・沖縄市CKD・糖尿病性腎臓病病診連携医登録事業
~ちゅらまーみ腎プロジェクト~
取組概要:
沖縄の言葉で「ちゅら」は「美しい」、「まーみ」は「豆・腎臓」を表す。「いつまでも美しい腎臓」いうことから「ちゅらまーみ腎プロジェクト」と名付け、新規人工透析導入者の減少を目指し、隣接する自治体のうるま市・沖縄市、中部地区医師会、全国健康保険協会沖縄支部で4者協定を締結。腎診療医とかかりつけ医の病診連携システムを構築し「一人の患者を重症化させない」「患者・家族の納得と安心」につなげていく取り組み。

厚生労働省医政局長賞  最優秀賞

事業者・団体名:
株式会社ジェイ・シス&東北大学 共同研究事業チーム
取組:
感染症情報(予防含)・健康情報アプリでの信頼性のある情報配信(東北大学共同研究事業)
取組概要:
【感染症予防と健康な生活をおくるために(正しく知ることが大切な人を守ります)】
プレサインは東北大学との共同研究事業であり、情報内容は総合監修として東北大学大学院医学系研究科教授黒澤一先生が取りまとめています。共同研究として信頼性の高い情報を収集・分析し、情報源も含め責任ある情報をわかりやすく配信。情報を有効活用して頂き感染症予防の啓発に繋げ、健康な生活ができる一助となるよう取り組んでいます。
事業者・団体名:
株式会社肥後銀行
取組:
従業員の「こころと体の健康」の保持・増進および地域の健康増進支援
取組概要:
企業理念に基づき、従業員の心と体の健康保持・増進が重要と考え、頭取名にて健康経営宣言を行い、経営の重点施策として、会社・従業員・健康保険組合が一体となり健康経営推進に取り組んでいる。
【主な取組】①健診・人間ドック受診推奨②働き方改革③復職・両立支援④運動習慣定着⑤禁煙促進⑥情報発信⑦健康経営コンサルティング。自社の取組を地域の健康増進支援に活かし、持続可能な地域社会の実現に積極的に貢献していく。